アニキサスと正露丸(追記あり)

2022年10月18日

こんにちは、たま子です。

先日の9月30日に、こんなニュース記事が出ていましたね。

青魚など魚介類に多く生息する寄生虫「アニサキス」は、10月に最も多く被害が出るとの統計もある

だそうです。

更に『加熱しても防げない場合があるから要注意』との事。

何となく記憶にありますが、この『アニキサス』には『正露丸』が効果的という事で、以前かなり話題になりましたね。そしてこの件で、正露丸は2014年に特許を取得しております。

大元の記事は削除されていたので、スクショで失礼します👇


その後なのかいつなのかの正確な時期は分かりませんが、正露丸に含まれる成分に発がん性があるのではないかとの話が出た時があったようです。

しかし、それは簡単に言いますと、正露丸に含まれるある成分が、発がん性があると思われる成分ととても似た名前だった事が原因であり、研究結果により、正露丸に含まれる成分には発がん性は見つからなかったと結論づけられています。

この話題も含め、このアニキサスに正露丸が効く話については、否定的な意見も含め、様々な話題が出たようですが、

最近、正露丸はアニキサスにやはり効果があったという研究結果を、高知大学の研究グループが出されています。

2021年9月10日の報道です。

ーーーー ここから一部転載

 寄生虫・アニサキスに関する研究が進んでいる。高知大理工学部の松岡達臣教授らの研究グループによると、胃腸薬の正露丸を通常服用量溶かした液にアニサキスを30分間浸す処理をすると、ほぼ全てのアニサキスが運動を停止、24時間後には死んだことを確認した。また、胃と同じ濃度の消化酵素・ペプシンに浸すと、24時間以内に分解が始まった。研究により「正露丸がアニキサスによる胃の激痛を和らげる」といった症例報告を裏付けた

 研究グループがこのほど、薬理学の国際専門誌に公表。1回の服用量での結果に松岡教授は「正露丸はアニキサスを殺す世界初の特効薬になる可能性がある」とみる。(略)

 既に「正露丸がアニサキスの活動を抑制する」と報告する論文はあったが、正露丸がアニサキスをまひさせているのか、殺虫効果があったのかは不明だった。同研究グループは、30分の正露丸液処理により運動を停止したアニサキスが、死細胞を判別するトリパンブルー染色で青色に染まるかを検証。液処理直後は組織がまだ生きていたためか染まる個体はなかったが、24時間後は90%が、48時間後には100%が染まり、アニサキスが死んだことを明らかにした。

 死んだアニサキスはその後どうなるのか。正露丸液処理したアニサキスを空腹時の胃液と同量のペプシン液に入れると、未処理のアニサキスが活発に動き続ける一方、処理済のアニサキスは24時間以内に分解が始まり、24時間で8割、48時間では9割の個体が分解され、胃の中で消化されることがわかった

 正露丸を製造販売する大幸薬品(大阪府吹田市、柴田高社長)はアニサキスの運動抑制に関する研究を行っている。2011年には正露丸の主成分である木クレオソートがアニサキスの動きを抑制することを示し、14年には木クレオソートについて、正露丸・アニサキス関連の特許(特許第5614801号)を取得した。直近では、木クレオソートがアニサキスの運動抑制のメカニズムの一つであることを明らかにした論文がある

 同社の研究では正露丸服用から30分〜1時間でアニキサスの動きが止まることがわかっている。同社研究員は同研究グループの論文について「24時間以上で死ぬことが示されており、われわれの運動抑制の研究の先を知る研究」と関心を寄せる

 正露丸の効能は軟便、下痢、食あたり、水あたり、はき下し、くだり腹、消化不良による下痢、むし歯痛で、アニサキス症への効果は効能外。メーカーとしてうたうことはできないが、「研究上は、あらかじめ服用しておけば予防できるだろうと考えている」と同社研究員。効能に追加するには臨床研究が必要だが、アニサキス症患者を集めることなど実施へのハードルが高いという。

余談ですが、このアニキサスによる食中毒の話題が出る2日前の9月28日に、富士薬品でこのようなお知らせがあったようです。

それは、富士薬品で販売している『キョクトウ株式会社の正露丸』の『取り扱いの中止・回収』が始まるというもの。

正露丸って、ラッパのマークの大幸薬品の正露丸以外にもあるんですね。

同じ正露丸でも、製薬会社によって中身が異なるのかどうかまでは分かりませんが、

前述のアニキサスに効果があるという研究結果が出ている正露丸は『大幸薬品』の正露丸であります事を一応記しておきます。

そうそう、正露丸は結核にも効果ありかも?…とか。

黒豆(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ❤︎さんTwitter

まぁ詳しい事まではよく分かりませんが、たま子の個人的な意見としては、やはり昔からいいと言われているものや、昔から長年愛されているものの方が安心出来ますね。

少なくとも、ポッと出の最新のお薬に比べたら、信頼度は雲泥の差です。

たま子家族は、基本腸のトラブルがあまりないせいか、正露丸は未だかつて飲んだ事はありませんが、一応一家に1瓶、常備薬として追加しておこうと思っています。

なにせ、正露丸ってなかなかの安価薬品なんですよね。

ついでにイベルさんも安価ですね。

イベルさんは、残念ながらコロ助さんには効果が無かったと最近発表されましたね(リンク)。

結果は別として、イベルさんに効果があるのか無いのかについては、少なくとも昨年11月~今年8月の約10ヵ月くらいの期間は治験を行って結論を出しています。しかし、今日本でコロ助に有効だと言われて海外から大量に購入してるお薬に限っては、充分な治験期間を経なくても早々承認されるんですよね…。不思議なものです。

お安いもので治られてしまっては困るのかしらね〜、知らんけど。

追記 前述の、正露丸が結核にも効果があるかもというツィッターにあった、『正露丸の原料も炭』という記載から、原料などを見てみたのですが、詳しい事までは分かりませんでした。

ですが、炭は毒出しですからね〜。繋がるものがあるかもしれませんね。

では、今日はこの辺で。。。


ここから追記(10/18)

とっても有難いコメントを頂きました。

今回のテーマでは、利点のみ紹介させて頂きましたが、懸念すべき点も多いようです。(懸念すべき所まで確認しておりませんでした🙇申し訳ございません🙇)

コメントで教えて頂きました、参考になるブログを掲載させて頂きます。

これは… とても参考となるのは勿論、懸念内容が結構深刻な点があり、むしろ…

やはり、どちらの情報もしっかりと確認しないといけないと深く反省致しました。

こちらのブログの内容を是非ご確認したうえで、ご判断頂けたらと思います。

強力なアニキサスを弱らせる事が出来るという事は、逆を言えば、それだけ強力・・・

いつも有益なコメントを下さいまして、本当にありがとうございます🙇

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