木製ペレット燃料生産近くで健康被害

こんにちは、たま子です。

以前、欧州の燃料費高騰関係で、チラッとだけ『ペレットストーブ』の事を少し書きましたが、

ペレットストーブは、環境に優しく、薪よりも扱いやすく、燃料のペレットは薪よりも保管しやすく…と、メリットが多いストーブだとずっと思っていました。

ですので、上記ブログを書いた後に、またペレットストーブが気になり、色々ネットサーフィン(死語!?)をしていましたら、先月にこんな報道が出ていたんですね。

それは、

『木質バイオマス燃料(木質ペレットの燃料)生産工場近くで、健康被害を訴える声が増えている』

というもの。

ペレットの燃料である『木質バイオマス燃料』は、国産より輸入の方が安く調達しやすい為、2012年の7万トンから2021年には311万トンに輸入が拡大しており、日本は脱炭素を掲げている国ですので、今後も輸入量が増えるとみているようです。

そのペレット燃料工場近くでの健康被害とは。。。

ーーーー ここから要所のみ転載

日本とも取引がある2社だが、日本であまり知られていないのは、木質ペレット工場付近で健康被害が増えていることだ。

木質ペレットの生産過程で、息切れや吐き気といった症状をもたらす揮発性有機化合物(VOC)や、肺を弱めるPM2.5、発がん性を持つ有害大気汚染物という大気汚染が出る

ペレット工場の近くに引っ越してきてから症状が悪化したと言う。夜中にいきなり起きて、息ができなかったり、鼻血が出たりする。「寝るときに、眠りながら死んでしまうのではと思うと怖い」

「大気に喉を切られている」ように2016年ごろに感じ始めると、次第に体調が悪化し、2017年のある日、命の危険に陥るほど酸素を体内に取り入れられなくなった。今は24時間酸素チューブにつながれている状況だ。夫も呼吸困難を経験して、2018年に亡くなったという。

従姉妹が子どもたちと一緒に工場のすぐ近くに住んでいる。従姉妹らは鼻血、気管支炎を経験していて、子どもたちは週1回クリニックでアレルギー用の注射を受けている

ーーーー 一部転載ここまで

そんな、環境汚染や近隣住民に深刻な健康被害を生じさせている疑いがある会社(エンビバ)から、2025年までの契約相手の約半分が日本の企業になるそうです。その日本の主な企業は『住友商事、三菱商事、丸紅など大手企業』。

そしてこの大手企業は、この健康被害について

『一部批判がある事は認識している』

との事。

ーーーー ここから一部転載

木質ペレット工場による環境汚染や健康被害の疑いの認識や対応についてエンビバやドラックス2社とも取引がある住友商事は「一部批判が存在することは認識している」と認める。木質バイオマスに対する取り組みを紹介し、「今後も実態把握に努め、必要に応じ改善に努めていく」としている。

エンビバから木質ペレットを調達している三菱商事も「(批判が出ているような)報道があることは認識している」が、第三者認証やサプライヤーに対する調査などで「工場の運用は現地の環境規制を満たしていることを確認している」という。

ーーーー ここまで

生産会社も取引会社も、工場近くで健康被害がある事を認識している。

しかし、需要がある為、今後工場をどんどん増やす予定だそうです。

環境に優しいと言われているペレットストーブですが、

生産過程で人体への健康被害が生じるのであれば、いくら環境にいいからってね…

本末転倒のような気がしないでもないです。

という事で、ずっと諦めきれずに気になっていたペレットストーブですが、これでキッパリ諦める事にしました。

ちなみに、ペレットストーブは薪ストーブよりも扱いやすいと思っていたのですが、何気にメンテナンスが大変なようです。

メンテナンスが大変なのは、面倒くさがりなたま子には向きません💨

よって、たま子は豆炭一本でいきたいと思います。とはいえ、豆炭も、着火や燃焼後の豆炭の始末など、それなりに手間がかかりそうですがけれどね。

でも、燃料高騰については、日本もいずれ欧州並みになる覚悟をしないといけないかもしれませんので、何かしらの対策は検討しておくべきでしょうね。

最近の報道では、イギリスは、燃料費が約2近くなるそうです。

年間の光熱費は標準世帯のモデルケースで10月から3549ポンド(約57万円)と、現在の1971ポンドから80%高まる。

では、今日はこの辺で。。。

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