これは大問題です

こんにちは、たま子です。

最近なかなか忙しく、ブログおさぼり中です💦

さて、未だ不安感がぬぐえない私のカード(正確には不安しかない)。

それに関連した事で、ある地方自治体で、とんでもない事が発覚したようです。

それは、地方自治体の市の職員複数が、市民の個人情報を不正に閲覧し、それを話題にし揶揄していたとの事です。

本日の報道です。

ーーーー ここから一部転載

「ちゃっかり減免申請も出してるよ」「相当がめついですね。セコイ手使って」。市職員が、知人が保育料の減免申請をしている情報などを不正に入手して、メールやチャットで長々と揶揄(やゆ)する会話を続けていたことが朝日新聞の開示請求でわかった。滞納者情報を盗み見て「偽善」「偉そうに」とも。入手した情報は離婚歴や病歴など様々だ。

岩手県釜石市の職員が全市民約3万2千人の個人情報を自宅に持ち帰るなどして漏洩(ろうえい)させていたとして、市の調査委員会は今年3月下旬、内部調査の結果と再発防止策を報告書にまとめ、野田武則市長に提出した。朝日新聞は情報開示請求で、その調査過程の資料を入手した。漏洩に関与した3人のメールのやりとりなどが記載されており、興味本位で個人情報を調べては話題にしていた様子が浮かび上がった。(略)

開示された資料を読むと、いずれも40代の、女性職員Aとその夫の男性職員B、女性職員Cが登場。AとBがそれらの情報をもとに何をしていたかは不明だが、Cを含めた3人の間で「雑談」が行われていたことがわかった。

内容は、東日本大震災の被災者の申請や住民票のデータ、職員の診断書など多岐にわたって話題にしていた

 この問題は昨年5月に明らかになった住民基本台帳に記載された全市民の個人情報や一部のマイナンバーの情報を不正に取得し続けていた総務企画部のAと、建設部のBの2人が懲戒免職になった。その後、Aに一部の情報を漏らしていた市民生活部のCも停職3カ月の処分を受けた(いずれも所属は当時)

 市の調査でさかのぼれただけでも、2015年から発覚する21年まで続いていた

Cの方は、停職で済んだんだ…。という事は今は復帰しているって事ですよね…。

これさぁ、たまたま発覚したから分かっただけの事で、こういった事例、実は沢山あるし、実際沢山の場所で行われている可能性があるのでは?

これね、とんでもない問題ですよ。

個人情報うんぬんに加え、もう、モラルが崩壊しているって事でもありますし。

今までですらこんな事があるのに、それが、これからは、1枚のカードに、納税情報や銀行情報や健康情報…様々な重要な沢山の情報が一括されようとしているんですけれど、大丈夫だと思いますか?(もう何度も同じ事を言ってしまいますが。大丈夫な訳がないんですよ。)


中には、「私の番号が既にあるのだから、私のカードを作ろうが作らまいが変わらない」とお考えの方も沢山いらしゃると思いますが、こちらの先週の金曜日の記事を読む限り、全く違う事が分かります。「番号があるだけ」と、「カードを持つ事」は、明確に異なります。それがこちら👇

◆【私の番号だけの場合】◆

マイナンバーがあれば、自分の納税額から住所、社会保険料や戸籍情報まで、全ての個人情報が集まるスーパーデータベースから情報が芋づる式に引き出せるわけではない。国民の個人情報を管理するデータベースは従来通り各省庁や自治体が個別に管理しており、マイナンバーはそれらを「名寄せ」するためのタグなのだ。(略)

 つまり誰かのマイナンバーが手に入ったところで、その納税データを悪意を持った外部の人が抜くためには、国税庁の納税データベースにハッキングをかけて成功する必要がある。❞

◆【私のカードを作った場合】◆

単なるマイナンバーの情報のみならずさまざまな機能が複合的に搭載されたカードなのだ。

 券面とICチップ内の(1)マイナンバー情報に加えて、カードを持つ人が確かに利用者本人であると電子的に証明したり、送付する電子文書が本物である証拠の署名を行ったりする(2)電子証明書機能が付いている。さらに、自治体や国、民間企業が認可を受ければ自由に利用できる(3)空き領域もある。会員証や入館証、社員証やポイントカードなど、用途はかなり自由だ。

 ちなみに(1)のマイナンバー自体は、この後説明するように利用用途と利用を許される人・機関が法律で定められている。一方、(2)および(3)に関しては、認可を受ければ国や自治体のみならず民間企業団体でも自由に使える、という設計だ。ざっくり言えば「マイナンバー」の利用には今のところ規制がかかっているが、「マイナンバーカード」の利用はかなり広く一般に公開されている。❞

かなり大胆に言えば、私のカードになった段階で、より沢山の人に、より多くの情報を、より閲覧される可能性が高くなるってことではないですかね?

👆の記事にありました、各専門家の私のカードへの提言がこちら。

複数の機能がカード一枚に集中すれば、利便性は増すがセキュリティ上は危うくなる。その知識を得た上で、取得・非取得については自由に選択できるというのがマイナンバーカードの初期設計の趣旨であったはず

by 鈴木正朝・新潟大学教授

これまで、税・社会保障・災害対策の分野で、マイナンバーがどのように使われてきて、効果を上げてきたのか。また、コロナ対策ではマイナンバーを利用できなかったが、もし利用できていたらどのようなことが可能だったのか、などの利用実態に対しての情報公開・検証と、それに基づいた用途拡大、というステップが踏まれていない

by マイナンバー法が最初に制定されたときの内閣官房メンバーの一人だった水町雅子弁護士

自分の情報を政府に預けてそれが利用されることに対しては、年金記録問題や職員個人の不正などもあり、国民は不安感がある。政府の行動を監視し、けん制するためにも、具体的にどのようにマイナンバーが使われたのかをチェックする仕組みが必要だ

by デジタル庁のマイナンバー検討ワーキンググループのメンバーである、武蔵大学の庄司昌彦教授

最後の、水町弁護士のお言葉。

マイナンバーカードの普及率が100%になれば便利なサービスが自動的に生まれるわけではない。普及率が上がってどんな社会を目指しているのかがまず示されなければ、国民の納得感は得られない

どんな社会を目指しているかを示す…?

示す事が出来る訳がないじゃないですか。

『国民を監視&管理する為』

だなんて、はっきり言えませんから。だから、イマイチよく分からない利便性だけを一生懸命言っているだけなんですからね。

しかしね…。とっくの昔に私のカードを作ってしまった友人や知人に話しても、イマイチピンと来ないようなんですよね。

そもそも関心がないようで。

こういった記事も、勿論読まないでしょうし。

アレと一緒。

困ったものです。

では、今日はこの辺で。。。

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