もう自由に発言出来なくなるかもしれませんね
こんにちは、たま子です。
この混乱した中で、ある改正案が衆院で可決されていました。
国民の目が別の騒動にくぎ付けになっている間に、法改正が進めれています。
ツィッターなどでも思ったほど話題になっていない感じで(あくまでもたま子の印象ですが)、たま子も最近知りました。
❝警察庁に、サイバー警察局と捜査権を持つサイバー特別捜査隊を設けるための警察法改正案が2日、衆院内閣委員会で可決された。❞
これだけを見ると、サイバー攻撃に対応する為のものじゃん、何が問題なの?と思いますが、こちらをご覧になってみてください👇(山本太郎議員の国会での質疑応答動画です。結構衝撃内容です。)
- 今回の法改正は、戦後の警察のあり方を180度変えるもの
- 審議はたったの1度(3時間半)
- 『サイバー領域だけに限らない』事が名言されている
前述の警察法改正案が2日に衆院で可決された6日後の8日に、今度は刑法改正案が閣議決定されています。
❝3月8日、政府は「侮辱罪」の厳罰化を盛り込んだ刑法改正案を閣議決定した。今回の改正案で、他人を侮辱すれば、1年以下の懲役・禁錮または30万円以下の罰金となる。
(略)今回の改正案について「大問題だ」と強く否定するのは、ネット上の誹謗中傷に詳しい吉峯耕平弁護士だ。侮辱が本格的な犯罪になると、萎縮効果が強く働きます。本来は適法で、刑法が介入するべきではない言論まで萎縮してしまう。我々にとって重要な、『表現の自由』が大きく損なわれてしまうのです。
侮辱罪の法制審議会は、去年の9月と10月の2回しかやっていません。憲法の『表現の自由』を制限する非常に重要な問題ですから、単発の論点とはいえ、こんな簡単に刑法を変えてしまうのは恐ろしいことです。マスコミも含め、誰も何も言わないのが不思議です❞
確かに、人を傷つけるような事や侮辱するような発言をしてはいけない事は勿論だと思いますので、その点は同意致します(刑の重さについては分かりませんが)。ただ不安要素として、充分な議論がされずに進められている点から、『基準が明確ではない』恐れがあるんですよね。
対象は?一般人のみ?政治家などの公人も対象?どんな発言?言われた人の受ける気持ちは人によって異なる可能性もありますが、最終的にそれを誰が判断するの?SNS上だけなの?それとも実際の対面でも?等々…。そして、重箱の隅をつつくような事を言うようですが、もし対面でも対象の場合、漫才やお笑いなどのツッコミで『おまえ、アホか!』などと言った発言も対象になるの?いや、これは仕事だからとか、冗談だからといたダブルスタンダードが発生する可能性は?また、誰がみても明らかに悪口と分かる発言であれば判断出来ますが、『批判』などは?批判なのに、批判された本人が『これは侮辱だ』と思ったら対象になってしまうの?とか。
本来、こういった細かい基準を明確にした上で法改正するのではないかと思うのですが、たったの2回で充分な議論が行われたのでしょうか。上の記事の弁護士さんがおっしゃる話からは、今回の法改正にはもの凄く不安を覚えます。
❝「刑法など基本六法の改正は、法制審議会で時間をかけて審議されます。今回、『民事訴訟法のIT化』という別案件も閣議決定されました。これは、法制審議会を1年半ほど、23回も継続して開いて、慎重に議論して、ようやく案ができました。また、法制審議会の前に検討会と研究会を2回開催しています。基本法を変えるというのはそれくらい大変なことで、慎重な手続が必要です。❞
《(侮辱罪が)権力者の隠れ蓑に使われ、悪政に対する批判を封じ込める効果の方が大きいように思える》
《時の権力者の気分を害したかどうかによって逮捕されることにもなりかねないから、適用基準と範囲は絶対に明確化して欲しい》
👆全く同感です。正に、目的は言論統制なのではないかと思ってしまいます。
今後、明らかにおかしいのでは?と思う政策にも意見を言う事が出来なくなるのでしょうか。同時に、政策の問題点や反対の意見を知る事も出来なくなるかもしれません。
今回の改正には、弁護士の団体も反対の声明を出されています。
でも、言論統制は既にSNSでも行われていますし、こういった事も。。。
これで確信です。今は間違いなく戦時中のようです。
では、今日はこの辺で。。。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません